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タイ料理のステキをはじめ、食材やハーブ、文化など。タイの魅力を色々な視点から切り取ってご紹介。タイの空気が香るような情報をイラストとともにお伝えします。

画鋲

タイのハーブティーのお話

タイの春雨のお話

地元の人々でにぎわう大衆食堂。
飲み物片手に、皆思い思いの食事を楽しんでいます。
 
ハーブが日々の暮らしに根付いているタイでは、
「ハーブティー」は、決して特別で小洒落たものではなく、
私たちにとっての「麦茶」や「緑茶」くらい日常的なもの。
大衆食堂の飲み物メニューは、
「水」「炭酸飲料」に並んで「ハーブティー」も定番で、
種類はお店によって異なりますが、
注文すると、氷入りのグラスで出てきます。
 
代表的なものと言えば、「カチアップ」ティー。
ハイビスカスの一種 ローゼルの花のがくを乾燥させて煮出した、
酸味があり、きれいな赤色をしたハーブティーです。
ローズヒップティーのイメージに近いでしょうか。
 
あとは「マトゥーム」ティー。
ベールフルーツのみを輪切りにし、乾燥させて煮出します。
キャラメルのような甘い香りが特徴的。
 
「アンチャン」ティーはもしかしてご存知の方もいるのでは?
バタフライピーと呼ばれるマメ科の植物の花びらを煮出して作る、
何とも"インスタ映え"な青いハーブティーです。
マナオ(タイライム)の果汁を搾ると、
色がピンクに変わるのも、いいね!ポイント。
 
他にも、タイハーブで有名な「タクライ(レモングラス)」や
「バイトゥーイ(パンダンリーフ)」、
「マカーム(タマリンド)」ティーもよく飲みます。
 
タイのハーブティーは、甘さを加えてとびきり冷たく!がお決まり。
暑い中で食べる刺激的なタイ料理には、
妙にこの組み合わせがしっくりくるのが不思議ですね。
 
 

タイカレーマッサマン

スパイスの甘い香りとタマリンドの酸味が特長的なカレー。現地ではトーストと一緒に食べることもあるほど、小麦製品との相性は◎。軽食としても楽しめるタイ料理です。

[イラスト]おおのきよみ:イラストレーター。1999年タイを拠点に7ヶ月間アジア各国を巡るスケッチ旅行に出掛け、帰国後、主に旅行関連の書籍で活動を開始する。現在も絵を描きながら旅を続け作品を発表している。著書に「おもちかえりアジア」(情報センター出版局)等。

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