タイの朝食のお話
朝6時、朝焼けに染まるタイの街はもう活気にあふれています。
托鉢(たくはつ)に歩くお坊さん、通勤通学で行きかう人々、
朝食を売る屋台。
タイの会社員は通勤途中に朝食を屋台で買って、
オフィスに持ち込んで食べるのが普通なのだそう。
タイ料理といえば辛いイメージがありますが、
朝食の定番として挙げられのは、
意外にも辛くないあっさりしたお粥です。
タイのお粥にはいくつか種類があって、豚肉団子などの具材と一緒に、
細かくつぶしたお米をじっくり煮込んだ「ジョーク」は消化に良く、
おなかにやさしいので食欲のない人や二日酔いの人にもぴったり。
「カオトム」はしっかりと米粒が残っていて、日本の雑炊のよう。
鶏ガラや魚介ダシなど、具材に合わせたダシがしっかり効いています。
タイには「ジョーク」や「カオトム」の専門屋台がいくつもあって、
注文するときに好きな具材を選んだり、
お好みでプリックナンプラーや
お酢などの調味料を足したりして
カスタマイズすることができます。
自分流の食べ方ができるのがタイらしいですよね。
「カオトムクイ」は味のない白粥で、
中華系の味の濃いおかずとセットにして食べます。
お粥のほかにも、もち米とムーピン(豚肉の串焼き)のセットや、
白米とトムルアットムー(豚の内臓スープ)の組み合わせも
定番メニュー。
お米のメニュー以外だと、
「パートンコー」という小さな揚げパンが人気で、
練乳をつけて甘くして食べる人もいれば、
「ジョーク」に浸して食べる人もいます。
朝食は一日の元気をチャージしてくれる大切な食事。
タイへ行った際は、ホテルの食事もいいけれど、
街に出てみると新たなメニューとの出会いがあるかもしれません。
タイ東北地方産の高品質な香り米を炊き上げ、無菌パックにしました。温めるだけの手軽さで、香り豊かなジャスミンライスが楽しめます。パラっとしているので、タイカレーにはもちろん、炒めごはんにも◎