タイのサラダのお話
ショッピングセンターなどのフードコートに、
フランチャイズのサラダ専門店が多く出店されている最近のタイ。
学校帰りの女子高生が、みんなでサラダを食べながら
おしゃべりを楽しんでいる、という光景をよく見かけます。
スイーツじゃなくてサラダなの?と驚くかもしれませんが、
日本人が気軽にたこ焼きを食べる感覚と近いのでは・・・と想像すると、
なんとなくうなずける気がしませんか?
そもそもタイの屋台には、昔から“サラダ屋台”と呼ばれる
サラダをメインにした店があるほど。
自分好みの具材を選んで、サラダに仕立ててもらうのがタイスタイルです。
日本語で「サラダ」と訳されるタイ語の“ヤム”は、
和えるという意味を指します。
日本で人気のヤム・ウンセン(春雨のサラダ)や
ヤム・ヌア(牛肉のサラダ)、
ヤム・タレー(シーフードサラダ)といった一般的なものから、
インスタントラーメンを使ったヤム・ママーや、
お酒のつまみにぴったりの
ヤム・レップムーナーン(鶏足のサラダ)といったものまで、
バリエーションの豊かさもタイならでは。
また、“ヤム”のドレッシングは油を使わないものが多く、
ナムプラーやマナオ(タイライム)、砂糖、唐辛子などで味付けされた、
いわゆる“ノンオイル”なので、
ヘルシーでさっぱり食べられるのも特長です。
酸っぱくて辛い味を求めてサラダを食べるというタイの人々にとって、
野菜やハーブに加えて、肉や魚介、
その他さまざまな食材を“ヤム”にするのは、
暑さで減退しがちな食欲を増進させるためにいつの間にか根付いた
食習慣のひとつなのかもしれません。
魚の旨みがぎゅっと詰まった万能調味料。揚げ物や炒め物、タイ料理以外にもデイリーに使えるから、1本常備がおすすめです。おいしさ&鮮度長持ちスクイズボトルが◎。