
タイの飲み物のお話
食べ物と同じように飲み物もその国を映します。
目覚めの1杯、食事と共に、お友達とティータイム、
さて、何を飲みましょう?
タイではお客様のおもてなしは、お水。
暑い中をお越しくださったお客様にはまず、
よく冷えたお水と冷房の効いたお部屋で
クールダウンしていただきます。
お食事中の飲み物も基本は、お水。
実はタイでは食事中にお酒を飲む人は少数派で
お酒を飲むのは食後という人が多いんです。
ちょっと意外?
一方で、甘い飲みものが大好きなのもタイ人の国民性。
甘いエバミルクがたっぷり入ったコーヒーじゃなきゃ目が覚めない!
というタイ人たちで街のコーヒースタンドは毎朝大賑わいですし、
コンビニで売っている緑茶もお砂糖入りの甘いものが一般的です。
緑茶+お砂糖なんて日本にいると出会えない味覚!
驚くけれど、暑いタイの気温の中では
妙にしっくりくるから不思議です。
常夏のお国柄、水分補給と体力維持が大切な環境にあって、
水分と共に糖分を摂る習慣が根付いたのでしょう。
冷たいものがいつでも手に入り、
冷房で体を守ることができる現代っ子は
コーヒーもお茶も甘くなきゃ!
とは考えず、健康志向も手伝って、
大人っぽく無糖のブラックコーヒーを楽しんだりもするようですよ。
タイ人にお水を勧めれてもただのお水?と思わないで。
相手の乾きと健康を思いやった習慣なのです。
キン・ナーム・マイ(お水飲まない)?
以後、どうぞ、お見知りおきを。