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タイ料理のステキをはじめ、食材やハーブ、文化など。タイの魅力を色々な視点から切り取ってご紹介。タイの空気が香るような情報をイラストとともにお伝えします。

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タイのフルーツのお話

タイのフルーツのお話

「果物の王様」ドリアンや、「果物の女王様」マンゴスチン、
日本でも人気のマンゴーなど、
スーパーや市場には色とりどりのフルーツが所せましと並び、
タイはまさにフルーツ天国。
マンゴーだけでも60種類以上もの品種が栽培されているほどです。
 
日本では、マンゴーは熟してから食べる甘いフルーツ
というイメージがありますが、
タイでは、未熟な青いものも、さっぱりとした味が好まれ、
日常的に食べられています。
 
赤や黄色に熟してとろけるように甘いマンゴーは、そのままはもちろん、
ココナッツミルクで甘く味付けしたもち米を添えたスイーツ
「カオニャオマムアン」で食べるのも目からウロコの美味しさ。
お母さんが家族のために、
お気に入りのお店で買って帰る光景をよく見かけます。
 
一方、未熟なマンゴーには、品種によって酸味の強いものと、
ほのかに甘みのあるものがあります。
酸味の強いものは、サラダにしたり、
ナンプラーを使ったディップを付けて食べられたりします。
また、甘みのあるものはおやつとして、塩・砂糖・唐辛子粉をまぶし、
シンプルにシャキシャキとした食感を楽しみます。
 
このように、タイの人々の食生活に欠かせないフルーツは、
マンゴーだけではありません。
例えば、ブドウをレッドカレーに、パイナップルをチャーハンに加えたり、
パパイヤをサラダに仕立てたり・・・。
その食べ方は幅広くてとってもユニーク。
そんな、フルーツとの美味しい関係が発見できるのも、
また一つタイの魅力です。

タイカレー マンゴー

新鮮な赤唐辛子がおいしさのベース。突き抜けるような辛さの中に、マンゴーピューレとココナッツミルクのコクと甘みが効いています。

[イラスト]おおのきよみ:イラストレーター。1999年タイを拠点に7ヶ月間アジア各国を巡るスケッチ旅行に出掛け、帰国後、主に旅行関連の書籍で活動を開始する。現在も絵を描きながら旅を続け作品を発表している。著書に「おもちかえりアジア」(情報センター出版局)等。

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